愛犬がマダニに刺されたら!駆除と予防方法を伝授します
気候も穏やかになり、毎日のお散歩が楽しみになっていたある日の朝。
バニさんの両目まぶたに赤い小さな異物があるのを発見。
植物の種でもつけてきたのかな?と思いながら軽く拭き取ってみるも、取れる気配もなく、割としっかりくっついています。
明るい場所に移動してよくよく観察してみると・・・
”赤い種”から足が生えているではありませんか!!!
今回はその”赤い種”駆除の記録です。
マダニの生息場所は?
マダニは草むらなど、緑の多い場所に生息しています。
もともと自然豊かな場所で生活しているのですが、このときはより静かな山道を散歩コースとする日が多かったのです。
普段から草むらに顔を突っ込んだりする行為には気をつけていたものの、家族がリードを持って歩くことも多かったため、完全に油断していました。
日本全国、季節を問わず生息している可能性があるので、むやみに草むらの中に入っていかないよう、注意が必要ですね。
マダニが刺しやすい箇所
マダニは草むらにじっと潜み、寄生する動物が通るのを待っています。
動物が通りかかったときにポンっと飛び移ったり、ぽとんと落ちたりするのです。
その後、目や鼻の周りや耳の裏など、毛が少なくて柔らかい、刺しやすい場所に移動して吸血を始めます。
散歩から帰ったあとなどは、注意深く愛犬の体を観察したいですね。
マダニに刺されたら 駆除
動物病院で駆除
運悪くマダニに刺されてしまった時、一番良いのは動物病院に連れて行き、駆除してもらうことです。
マダニ駆除に効果的なお薬を処方してくれますので、マダニは下手に潰さず、迷わず病院へ行きましょう。
お酢で駆除
マダニはお酢が苦手です。
ティッシュやコットンなどにお酢を染み込ませ、マダニが刺しているあたりを包み込んでみましょう。
自分からぽろっと落ちてくれるようですよ。
市販薬で駆除
フロントラインプラスなら、48時間以内にマダニを駆除してくれます。
皮膚にたらすだけで成分が全身にいきわたるので、投与も簡単です。
マダニを予防するには
一度マダニがつく経験をしてしまうと、お散歩に行くのも尻込みしてしまいます。
愛犬に二度と痛い(?)思いをさせたくありません。
そこで、お散歩時にマダニがつくことを予防する方法をいくつかご紹介します。
服を着せる
体を服で覆ってあげることで、マダニが被毛に直接付着することを防げます。
草むらの中に入らない
マダニのすみかである草むらにはなるべく入らないようにしましょう。
体を拭く・ブラッシングする
お散歩後、愛犬の体にマダニが付着していないかチェックしながら、体を拭いたり、ブラッシングしてあげましょう。
マダニ予防薬を投与する
動物病院でマダニ予防・駆除のお薬を出してもらうか、市販品を購入すると良いでしょう。
マダニ駆除時の注意点
マダニは私たち人間にも感染するウイルスを持っていることがあります。
マダニ媒介性のウイルス感染症として「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」や「ダニ媒介脳炎」が確認されています。
傷口などからウイルスが侵入してしまう可能性があるので、マダニを潰してしまうなどの行為はやめましょう。